100年の計
「森づくりは100年」とよく言われます。
私たちの扱う天然木に至っては樹齢300年ですから、木の遠くなるような話です。
現在、我が国は森林資源が豊富にあるのにも関わらず、多くの木材を輸入しています。
安価な外材の台頭とコスト競争の中にある住宅建築、これにより各地域の山林は疲弊しています。
「木っても売れない」「売ったところで採算が合わない」…
日本の推し進めてきた林野行政に疑問を投げかけ、責任を追及する声もあります。
これは絶対に間違っている…
だから日本はだめなんだ…
もっとこうしたらいいのに…議論はつきません。
私は思います。
もうこれ以上、現状の問題点について議論をし、エネルギーを費やすのをやめませんか?
これからの地域や日本を担っていくは、子どもたちです。
そして木が好きで集った、林業や木工職人を志す学生。
彼らにしっかりとした知見を養ってもらうための活動=言ってみれば「森林教育」
こちらにエネルギーを投資していきませんか?
すべきこと。
それは、大きな組織や団体をつくって、国や行政に政策提言をしていくのではなく、
皆さんそれぞれの立場で、ほんのちょっとの時間、木や森について考えてもらうこと。
でもなかなか難しい…。
一番簡単なこと。
「これいいな」と思った団体や企業のHPやFBページに「いいね!」する。
もっと時間があれば、その主旨に賛同し、活動に協力する。
私たちもほんの少しづつですが、取り組みを始めています。(へぎやプロジェクト)
森が存続していくためには様々な樹種が混在することが必要と言われます。
同じように「森を支える人づくり」にも多様性が大事。
皆さんの考えをお聞かせください。
もう二度と、こんなことが起こらないように…