こけらやNOW

木を生かすこと

我々の取り扱う「こけら板」 一見すると規格品のように見えますが、大きさ(巾)についてはまちまちですし、微妙な厚みの違いもあります。 屋根工事は仕様書に沿って行われていきますが、ある工事の製品仕様書に長300×厚3×幅150以上などと記載されているものを拝見しました。中には巾300と書かれているものも…。 長さ、厚みに関しては問題ないのですが、板の巾について指定をかけるのはナンセンスだと感じています。 こけら板に代表される屋根材は天然木から加工します。 大きな木(大径木)になれば広い巾のものが取れますし、小径であれば板巾は狭くなります。 ただ実際には、上記のような製品を作製するのは不可能ではありません。 しかしながら、仕入れた材の中で出来るだけ多くの板を加工しようと思えば、「取れる巾」で取っていくのが木材を無駄なく使う事にもつながりますし、貴重な資源を有効活用しようと思えば、いたって簡単な理屈です。 納材した製品は検査を受けますが、巾が足りないからと言って返品を受けるケースもごく稀にあります。我々の意見は申し上げますが、聞き入れられない事も…。 我々が本当に見て頂きたいのは、巾ではなく材質や仕上がりです。 木材製品は他の工業製品とは違います。木は生きているのですから。 高いところから言うつもりはありませんが、 木材を使用していくことの難しさや資源の大切さ。 これらも含めて、伝えるべきことがたくさんあるような気がしています。 そして、我々の想いや労苦を少しでも理解いただければ幸いです。

子どもたちに伝えたいこと

毎年地元の子供たちが見学に来てくれます。 杮葺きとは何か? どこに使われているのか? どんな木が使われているのか? 作業工程を実際に見てもらいながら説明し、板へぎの体験もしてもらいます。 見たこともない作業に驚きの声が上がったり、こちらもびっくりするような質問が来たり…。 受け入れる私たちも、毎年楽しみにしています。 「板へぎ」と呼ばれる技術は後世に伝えていくべき大切なものだと思います。未来を担う子 供たちに伝えていくこと。私たちの使命だと思っています。 杮葺きだけではなく、木曽の木材が全国の文化財を支えていること。 そして、これらを加工する高い技術がここにあること。 この地で育まれた木材が素晴らしいものであり、「郷土の技」とも呼ぶべき技術を目の当た りにすることで、何かを感じてもらいたいと思っています。 この子たちは、いずれ旅立っていきます。 「ふるさと」を忘れない。そして自分の生まれた地に誇りを持つこと。 その一助となりたいと願っています。

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