こけらやNOW

誰にも真似できない

先日、会計士さんがみえていた時の事、 数字をいろいろ聞かれ、資料をもとにこたえていましたが、ふと彼の手元を見ると… ものすごいスピードで電卓を打ち込んでいるではありませんか! またたく間にその虜となり、しばし見とれていました。 (私)「早いですね!」 (会計士)「いやいや私は遅いほうで…まだまだですよ」 私たちはよく「職人」として取り上げらることが多いですが、どうもこの言葉がしっくりきません。「その道のプロ」「技を極めた人」のような意味なのでしょうが、往々にして伝統技術の世界で使用され、それ以外の仕事とは一線を画したものとして取り扱われます。 おそらく「特別な存在」としての価値を認知させることで、無くなりつつある技術を将来にわたって継承するため、敢えて使用されてきた「キーワード」のような気がします。 冒頭の会計士さんも、私などは比べ物にならないくらいの電卓打ち技術を有しています。さらに早い方もおられるというのだから、そのひとはまさに「職人」ですね。 同じように、スーパーのレジ打ちや包装のスピード、たこ焼きさんの手さばき、電気屋さんの配線技術、マクドナルドの店員さんの動き、運送屋さんフォークリフトの取り回し‥等、多く仕事その道を極めた方々がたくさんおられます。 みなさんその道のプロフェッショナル。 つまり、ある一定以上のレベル=そうそう真似できないレベルに達した人たちは、みんな「職人」なのではないでしょうか? 年に何回か新聞や雑誌の取材がありますが、その取り上げられ方に疑問を持ち始めています。 伝統技術→ 高齢化・資源の枯渇→ 継承の危機 → 技術の衰退・消失… → これはまずい

一歩先へ

「野根板」をご存知でしょうか?「やねいた」ではなく「のねいた」と呼びます。 写真のような茶室の天井などによく見られます。 私たちの屋根材の加工も「板へぎ」と呼びますが、野根板製作も同じように「板へぎ」と呼ばれています。 屋根材は通常3㎜程度の厚みで加工します。薄くても厚み1.8㎜までくらいでしょうか。 長さも30㎝前後が主流で、長くても60㎝程度。 一方、野根板の寸法は、長3.25尺(1m)×厚3厘(約1㎜)×巾5.0寸(15㎝ほど) と私たちの扱う屋根材とは一線を画します。 もちろん、使用する原木も最上級の天然木が必要ですし、紙のように板を薄くする技術は私たちの上を行きます。 特に網代編みに使用される「へぎ板」は厚み0.5㎜にまでもっていきます。 ここまで薄くしないと、写真のような網代を編むことができません。 実は、これらの技術を持っている方が、木曽に2人おられます。 小林鶴三さん(上松町 小林板へぎ店)と西田源一さん(大桑村)です。 お二人とも「森の名手・名人」に選ばれ、現在も現役バリバリです。実際に作業を間近で拝見したことはありませんが、同じ「板へぎ」に携わる者として、その技術力には敬服します。 0.5㎜まで薄くされた「へぎ板」は、もはや紙のようで、まさに良質な木曽の天然木と高い技術力の結晶。小林さんの板へぎの様子はYouTubeでも見られますが、思わず息をのむ瞬間です。 しかしながら、良質な天然木の減少が、技術の存続に危機的な状況を作り始めています。 こういった我が国、そして何よりも「地域の技術を絶やしてはいけない」。 私たちの手で、「出来る事なら残したい」。強く思うよ

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