

本丸御殿の工事現場でみんなで勉強会
会社忘年会をかねて名古屋に来ています。
本丸御殿の工事現場でみんなで勉強会^_^
弊社も携わらせて頂いてますが、やはり大きな工事ですね。
この後は、お楽しみ^_^


秋田杉・上小阿仁材
全国各地に杉はありますが、これまでさわってきた中でやはり一番良いのが「秋田杉・上小阿仁材」です。
非常に目が細かく、粘りがあり、屋根材(へぎ板)に使用するには適材でした。
「曲げわっぱ」にも使用されている木材です。
しかし、天然資源保護の施策により手に入れる事が出来なくなっています。弊社の在庫も残り数本…。現在は吉野杉が主体となっています。
天然資源はいずれ枯渇します。サワラの良材も少なくなってきました。しかし、木材を使わなければ山は更新していきません。
確かに天然資源は貴重な財産ですが、いつまでも残すことは不可能です。木材を正しく使い、育てながら守っていくのが大切かと思います。
私たちの仕事は「大量生産・大量消費」と一線を画します。
こんな事を言った人がいます。
「板を割ること」は「いたわり」
自然の営みと寄り添いながら、大切な資源をいつまでも使い続ける事が出来るよう、願っています。


子供たちに伝えることも重要な仕事
世界中を見渡してみても、これだけ巧みに木材を生かす民族はいないと思います。
重要文化財に代表される建造物は先人たちの英知の結晶です。
これらの文化財をしっかりと未来に引き継ぐために、職人の養成はもちろんのことですが、次代を担う子供たちに伝えることも重要な仕事です。
木曽には豊かな森があります。
その森と文化財をつなぐ「架け橋」の一端を担うことができればと願っています。


小学校4年生が見学に来てくれました
小学校4年生が見学に来てくれました。
体験もしてもらいながら楽しい時間を過ごさせてもらいました^_^
中には弟子入りしたい!って子もいて。
楽しみです(^o^)


教育委員会主催の『ふるさと講座』
教育委員会主催の『ふるさと講座』
毎年協力させて頂いてます。
今回は自分が習った先生やら小学校の元校長先生やら…
少しキンチョーしましたね^_^;
さらに嫁さんのお母さんも来てたりして…(*^_^*)


「屋根板製作」の養成研修を行っています
今週月曜日から「屋根板製作」の養成研修を行っています。
兵庫県から3名、滋賀県から1名、合計4名の若手職人が研修中。
1週間の予定ですが、できるだけ多くのことを学んでいってほしいですね。
また昨日からの2日間、南木曽の賤母国有林では「檜皮採取」の技術査定会が開催されました。
19名の技術者が全国から集まり、査定員の厳しいチェックの中、頑張ってやっていました。
どちらの職人も自分より一回り以上若いです(^^;)
真剣な眼差しに刺激を受ける今日この頃です…。


林業大学校の体験研修
毎年恒例になった林業大学校の体験研修
本日も熱く語りましたよ(^-^)
元気な学生が多く予定時間を過ぎても熱心に作業を見つめていました。


次の100年に向けた 新たなスタート
これまで多くの保存修理工事に携わらせて頂き、多くの汗と苦労がこの会社にはあります。
本年5月、代表を交代し、次の100年に向け新たなスタートを切りました。
「勘と感覚」…経験がものを言う世界ですが、木材を扱う事の難しさを日々感じています。
世界に類を見ないこの技法を私たちの手で守り続けていくことはたやすいことではありませんが、「へぎ屋」としての誇りを忘れることなく、しっかりと未来へ受け継いでいきたいと思います。 栗山木工有限会社 代表取締役 栗山弘忠