
職人という選択肢
今月の上旬、大学生が主催するイベントに参加しました。 学生と社会人、会社が交流しながら「仕事」や「地域」について考えるものでしたが、その中で何人かの学生と話す機会がありました。 とある男子学生との会話。彼は公務員を目指しています。 私:「あなたは民間企業ではなく、なんで公務員を希望しているの?」 学生:「社会のために、人のために役立つ仕事がしたいから」 私:「なるほど。じゃあ、私達みたいな企業は社会のために役立つことはしていないの?」 学生「うーん。………。」 黙ってしまいました。私は公務員を志望することを否定しているわけではありません。 しっかりと目的をもって進んでいる彼は、素晴らしいと思います。 ただ、彼の言った「社会のために、人のために」という言葉が今でも頭から離れません。 私が問いかけた「私たちは社会のために役立っているのか?」 この問いかけを自分自身にしています。 日本には多くの会社、そして数えきれないほどのサービスが存在します。 競争の中で淘汰はあるにしろ、世の中に「必要」だと思われているものが残っていく仕組み。 翻って私たちのような