
解答例のない問題集
暖冬なのか、今年はここ数年でもホントに雪の少ない日々が続いています。 いつもなら毎日のように雪かきをしているのですが…正直、助かります(^^;) 今朝は久しぶりの積雪。 ついに来たな!と思ったのですが、午後からは晴れて良いお天気。 気合を入れていたのですが、拍子抜けです。 さて、当社では年に数回、会社見学の機会を設けていますが、その時によく聞かれるのが 「この仕事のやりがいってなんですか?」 「やっぱり文化財などの貴重な建物の修理工事に携われることが一番ですかね」 こう答えますが、実は自問自答していたりします。 面白いか?と言われれば、面白い。やりがいもある。 だから続けているのか?? うーん、ちょっと違うかもしれません。 私たちは毎日毎日、いろんな木を触っています。 やっていることは変わりませんが、同じ木でも毎日少しづつ違う、、(気がする)。 樹種が違えばなおさらですが、さらに厳冬の中では木も凍っていますので、また変わります。 私達の作るものは最終的に「屋根」になりますから、より美しく、より強く仕上げなければなりません。その礎になるのが「屋根板

「木」を「工」夫する
「木工」とは、テーブルや椅子などの家具、桶やまな板、お椀などの日用品、その他木材を使った商品を製作し販売する仕事というのが一般的なイメージでしょうか。 「木工」の仕事がしたい!と思って色々さがしているうちに、幸か不幸か当社を見つけてしまった皆さん、おそらく「あれ?」と思う事でしょう。イメージしていた仕事と全然違う…と。 実際、そういった問い合わせも多いですけど(^^;) 木を使って何かを作り出す作業を広く「木工」というのだと思いますが、そう考えるとかなり広範囲な仕事になりますね。 私達の作っている「杮板」。これも「木工品」です。 では、家具や一般的に言われる木工品との大きな違いは何でしょうか? それは「生木を割って製品を作っていく」ということ。 使う道具は、ほんのわずか。槌と包丁のみ。 また、定規をほとんど使わず「だいたい」の目検討で厚みを揃えていきますので、 家具や建具、指物のように精度を求められると…困ります(^^;) 一つ一つの厚みは微妙に違いますが、屋根になった時にはしっかりと納まる。 これで良い。これが良い。 おおざっぱな中に、繊細さが