
「音」から感じる事
日本テレビ「音のソノリティ」という番組の取材を受けました。 この番組は日本各地の風景やその場所でしか聞くことのできない「世界でたった1つの音」に注目し、ナレーションは最小限、BGMも使わずに「音」を紹介する番組だそうです。 弊社職人の栗山光博が取材対応しましたが、出来るだけ他の音が入らないように昼休みを使って撮影が行われました。いつも通り、私は回りで動き回っていましたが、音を立てないように「抜き足、差し足…」。せき払いも堪えるくらい緊張感のある撮影でした(苦笑) 放送日は未定ですが、ご興味のある方は、ご覧下さい。※番組HP「音のソノリティ」 撮影風景をそばで見ながら、ふと私が仕事を始めた頃を思い出していました。 まだ祖父も元気なころで、よく私の作業を見に来ました。黙って近づいてきて、隣に腰かけ、しばらく作業を見てから、何も言わずに帰っていきます。 何度か繰り返すうちに、何も言わない祖父が気になって「なんで何も言わないの?」と聞いたことがありました。すると祖父は 「割っている音と作業屑で上手いか下手かはすぐ分かる」 そう言って帰って行ったのを覚えて

働くこと=暮らすこと
人生の中で仕事をしている時間っていったいどれくらいあるのでしょうか? 多くの人は、20歳前後から働き始め、定年と言われる65歳まで、40年以上の歳月を仕事に費やします。最近では70歳前後まで働く方も多いので、実に人生の半分以上。 これだけ多くの時間を「仕事」にあてるのだから、「どんな仕事をするか」と同じくらい「どこで仕事をするか」が重要になってくるんだと思います。 多くの地方都市や過疎地域では高齢化が進み、若年層の拡充にむけて様々な取り組みを行っています。定住促進のための施策や子育て支援、Uターン者、Iターン者への地域PR、そして就職支援などなど。 これは企業も同じで、大都市圏に人材をとられ、特に地域の中小企業では採用難が続いています。 地域企業にとって大切なのは、先ず「会社の存在」を知ってもらう事。弊社のようにネームバリューのない会社は特にそうです。 これまでは会社のPRを重視し、出来るだけ認知度を高めようと必死に飛び回ってきましたが、 「働く=暮らすこと」の視点が少し抜けていたように思います。 地域を構成するのはもちろん、そこに住む住民です。