

次代を担う
この2人が次を担っていく。 髙木(左)が8年目、木戸(右)が7年目になりますが、このごろ本当に頼もしく感じます。 入社当時は分からない事だらけ、もちろん厳しい指導もあり、「辞めたい」と思った事もあるでしょう。 彼らの前にも後にも多くの若者が入っては辞め、ここ10年は非常に入...


製作現場から思うこと
比叡山延暦寺(根本中堂と廻廊) 現在修復が行われている延暦寺の根本中堂。瓦棒銅板葺と呼ばれる施工方法で葺かれていますが、当初は栩葺と呼ばれる厚板で葺かれていたという記録が残っています。 今回工事では原材料確保などの観点から、当初材への復原は見送られ、廻廊のみ栩葺となりました...


次の60年へ向けて
比叡山延暦寺(滋賀県大津市)では 国宝の根本中堂と重要文化財の廻廊の大改修が平成28年度から行われています。 60年ぶりの大改修になりますが、工事には多くの職人さんが携わっています。 弊社では、廻廊屋根の栩葺(とちぶき)に使用される屋根材の製作を担当しています。...


令和六年度 秋の褒章
本日 今秋の褒章受章者が発表され、弊社会長、栗山芳博が黄綬褒章を拝受いたしました。 屋根板製作工として50年以上の長きにわたり文化財保護業務に携わってきたことが評価されました。 決して目立たない仕事ではありますが、このような栄誉を賜り、心から感謝申し上げます。...


天然椹への「こだわり」とは
下の写真は天然椹(左)と人工椹(右)の板材です。 いずれも木曽で産出された木材ですが、その違いは明らかですね。 一般的に目の粗い材(年輪巾の広い材)は耐久性、強度ともに弱いとされています。 ただ、決して「ダメな木」ではありません。...


栗山木工がマンガになりました!
平凡な毎日に少し物足りなさを感じている主人公のしんちゃん。 ある日、スマートフォンを触っていると… produced by ㈱地元カンパニー https://www.jimo.co.jp/


その顔に見覚えあり
屋根修理工事の解体現場に立ち会うことがあります。 解体というと全部壊してしまいそうですが、古い材を確認しながら捲っていく「取り解き」と呼ばれる作業です。 先代の社長、私の父ですが、よく現場で板を見ながら 「これはあそこの山の木だな」と言っていました。...


距離をこえて
ようやく梅雨入りとなりそうです。 平年よりも2週間以上も遅いらしいですが、ここ最近の暑さはさすがに応えましたね… コロナ禍を経て、オンラインでのやり取りが一般化しました。 会議、打ち合わせ、さらには面接まで… かかる時間や距離などを考えずに済むので業務の効率化にはうってつけ...


過去との対話
一気に暑くなってきましたね💦 久しぶりの更新です。 私たちが携わる重要文化財の修理工事は「原状回復」が基本です。 屋根工事で言えば、前回葺き替えられた時の状態に復すること。 さらに、杮葺等の伝統工法は選定保存技術にも認定されているので、材質、加工法、そして施工方法も...


先人に学べ
千葉工業大学 創造工学部 建築学科 石原沙織研究室の学生が見学に来てくださいました。 現在、教授を中心に学生の皆さんが杮葺の腐朽・劣化要因について調査研究を進められています。 弊社から板サンプルを提供したり、天然資源の状況や板製作の実際などをお伝えしながら研究のお手伝いをさ...