

就職活動におもうこと
来春の就職にむけて学生さんが職場見学に来てくれます。 会社概要の説明から作業場も見学していただいて、
もちろん実演もします。 弊社に限らず、こういった「職人」の世界に飛び込むのは
本当に勇気がいることだと思います。 1回見て、「かっこいい」「やってみたい」と思ってくれることは
正直うれしいですが、少し不安も感じます。 弊社は年間を通じて応募を受け付けていますし、就職する・しないに関わらず 希望者には職場体験研修としての受け入れ体制もとっています。 「とりあえず実際にやってみましょうよ?」 よく提案するのですが、時間的な制約があるのか、そんな余裕もなく早く決めたいのか? あまり良い返事は帰ってきません。 そもそも就活生に的外れな提案なのかもしれませんけど。 協定の変更で就職活動の開始が遅れていることもあり、
就活期間は短くなっているようですが、焦る必要はないと思います。 企業のほうも、あの手この手で学生を取り込もうとしています。 インターシップという名の選考活動、さらには「社員さんと実際に話すことができる!」 ということで、ランチに行ったり


地域に根ざす
全国でも有数の銘木生産地で創業し100年あまり。 重要文化財社寺建造物の保存修理に携わり、技術の継承はもちろんのこと 産地の発展にも微力ながら貢献して参りました。 重要文化財の修理工事は多くの方の理解がなければ進めることができません。 そして将来に渡りしっかりと技術を残すためには、地域に根ざした技術であることも 重要なテーマの一つだと考えます。 今年度も多くの子供たちを受入れ、技術を身近に感じられる機会の提供を積極的に進めています。 技術を知ってもらうことはもちろん大切ですが、木曽の木材が屋根材に限らず全国の文化財をはじめ、多くの建造物に利用されていること。また、木材を利用する事の意味についても伝えていこうと考えています。 さらに次代を担う職人の育成のため、新規採用にむけた活動も積極的ににおこなっていますが、単なる会社PRではなく、伝統文化や伝統技術の継承、そしてそれを支える資材(森)の重要性についても話をさせて頂きます。 「伝統技術だから、残さなくてはならない」ではなく、残すことの「意義」について考え、さらに「木曽のこの地で操業する事の意義」に