インターンシップ(就業体験)を終えて
先週1週間、大学生2名をインターンシップで受け入れていました。
1人は長野県の「信州産学官ひとづくりコンソーシアム」の紹介、もう一人は弊社独自プログラムへの応募者でした。
女性初の応募者。
メニューをいろいろ考えてみたものの、結局同じプログラムで行くことを決意。
できるかどうか不安でしたが、なんと、私たちよりも上手に割ることもあって、驚きました(^^)
※動画を見せられないのが残念ですが…。
実習中は作業と講義を半分づつ実施。
実習では主に「みかん割」(これが大変…)
その他、簡単な加工を手伝って頂きました。
講義では木材の基礎知識から文化財建造物の保存修理の話に至るまで…
多分、眠くなったと思います。(苦笑)
日本に、そして木曽地方に古から伝わる技法をより多くの若者に知って頂きたい。
そして、将来をになう学生さんたちに学ぶ機会を提供したい。と思って始めた取り組み。
気が付くと、実は教えて頂いているのはこちらの方だったのですね。
実習中は主に私が指導に当たりますが、それ以外にもベテラン職人や若手職人が講師になります。特に若手職人は誰かに教える機会などほとんどありませんから、実習生の相手をしながら
「どうすれば分かりやすく伝えられるか?」試行錯誤します。
これが今後の職業人生において貴重な経験となり、会社の財産にもなっていきます。
「学生さんのため」に始めたプログラムが同時に、私たちを「育ててくれるプログラム」にもなっていたのですね。
今回参加頂いた2名の方。十分な内容だったかどうか不安は残りますが、一生懸命に取り組んで頂きありがとうございました。
お二人にとって意義深い実習であったことを心から願うと共に、充実した時間を過ごすことが出来たことに感謝しています。