好きだからこそ


先日、とある現場の打合せに伺うと、小気味よく釘を打つ若手職人を見つけました。彼女は数少ない女性屋根葺士の一人で、縁あって学生時代からよく知っている子。

「この仕事がしたい!」とまっすぐな瞳で語っていたことを思い出す。もう4年くらい経つだろうか?

男尊女卑とは言わないまでも、男中心の職人の世界の中で、苦労や悩みも多かったことでしょう。


久しぶりに再会し、彼女の手を見た時、その苦労や頑張りが見て取れました。あどけなさは残るものの、顔だちもしっかりし、その凛とした姿勢は間違いなく「職人」。 

この先もくじけず、がんばって続けてほしい!

心から願っています。



さて、弊社においては次代を担う職人を養成するため、年間を通じて採用活動を行っています。


この頃多いのが、女性の方の応募。ここ数ヶ月の間に、4名の方から応募があり、会社見学を随時実施しています。

応募者の年齢や職業はさまざまですが、皆さん一様にこの仕事に憧れを抱き、価値を見出してくれています。


「女性にもできますか?」よく聞かれます。

答えは「正直わかりません」。なぜなら、今のところ存在しないからです。

葺士はいますが、私の知っている限り、板へぎ、板割りの現場に女性はいません。

(もしいらっしゃったら、すみません。是非お会いしたいです)


私たちの仕事。見た目は簡単そうに見えますが、実は相当の体力が必要。まして、入社したら一番下。雑用も含め、走り回る毎日。技術的な話など二の次で、丁寧に仕事を教えてもらえるタイミングなんて、数えるほど。


板にすれば3㎜くらいの厚みなので、だれでも持ち運べますが、常に相手にしているのは1トン近い原木。

これを玉切りして、転がして、割って、削って…この繰り返し。

結束された板は20㎏以上、これも運ばなくてはなりません。それも何百束と。

それ以外にも力仕事が多く存在します…


私たちの仕事に興味を持っていただけること。心から嬉しく思います。

でも、せっかく見学に来ていただいても、厳しい話しかしません(ごめんなさい)

なぜなら、私が答えを持ち合わせていないからです。


ただ、この仕事、経験者なんて一人もいません。

大事なのは「続けられるかどうか?」(これには男性も女性も関係ありませんね)


「無理だと言われても、どうしてもやりたい!」

人生をかけて取り組むだけの熱意があるのなら、一度門を叩いてみてください。


体力、気力、忍耐力…これを超えるエネルギーはきっと「好きだから」

これだけははっきりと言えます。


厳しい冬がそこまで来ています。

新たな出会いに期待しながら、栗山木工は今日も熱気で満ち溢れています。

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