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繋いでいく


先日の取材の様子。

(放送日前につき、詳細については申し上げられませんが…^^;)


伝統技術や文化を継承するために何が必要か?

そんな質問がありました。


重要文化財に代表される、誰でも知っているような建造物の修理に弊社の材料を使って頂けること。

もちろん光栄ですし、誇らしい事です。


ただ私の中には常に違和感というか引っ掛かりが多く、即答できません。

きっと答えを探しながら日々取り組んでいるのかもしれませんね…。


私たちの仕事は「ユネスコ無形文化遺産」にも登録され、世界的にもその意義を認められました。

もちろん国選定保存技術としても技術の継承は大きな課題です。


”残すべくして残すのか?” 


取材の日から、ずっーと悩んでいました。

ひとつ分かったこと。


私たちの仕事は文化財を支える仕事。

でもこれを進めるためには多くの方の支えがあってこそ。


「支える仕事を支える人たち」がたくさんいる。

山で木を伐り、ふもとまで運び、仕分けをし、必要としている所へ届ける。



こういった方々も含めて「選定保存技術」は成り立っている。

だから「みんなで」支え合いながら、未来につないでいけたら素晴らしい!


そう思いながら、雪化粧し始めた木曽の山々を眺めています。





















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