地域のランドマークとして
私の母校、大桑中学校は修学旅行前の事前学習として「地域の文化、技術」を学ぶ機会を設けています。今日も元気な生徒が20名ほど来社してくれました。
実際に作業をしながら技術の説明や木の話。さらに、スライドで建造物修理の様子などを紹介。
この地域で連綿と続けられてきた「技」や「文化」が京都や奈良の文化財に生かされていること。
そして、これらの技や文化が育まれてきた背景には木曽の豊かな自然があること。
地域の文化を守り、伝えていくことが、その地域のアイデンティティーになること。
いずれ巣立っていく子供たちに伝えたい「想い」は
回を重ねるごとに大きくなっていきます。
今日、驚いたことが一つ。なんと彼らは小学生4年生の時にも見学に来てくれていました!
その時のこともしっかりと覚えてくれていて
嬉しくなりました(^^)
みんな大きくなったなあ…
成長した姿をみて、胸が熱くなるのと同時に、子供たちの成長と共に歩んでいける会社になっていけること。
本当に嬉しく思いますし、そうありたいと強く思います。
いずれ村から離れ、大きく巣立っていく子供たち。
大人になって、何かの折で、京都や奈良の神社やお寺を訪れ、屋根に輝くこけら葺を見た時、「あ、この材料、栗山木工で作ってた。中学の時に見学にいったなあ…」
そう思い出してくれた時、私たちの願いが叶います。
ふるさとを忘れないでください。そして、いずれは帰ってきてくださいね(^^;)
私達はこれからも地域とともに歩んでいきます。
熱心に見つめる生徒たちの眼差しを受け、これからも続けていこう。
そう思いました。