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2017年

◇Tさん 大学2年生 2017/8/28~9/1(5日間)

 

毎日がとても楽しく、あっという間の5日間でした。

私は小さい頃から自然が好きで、農学部の森林系の大学に進みました。今回の栗山木工さんでのインターンシップの目的は2つあります。1つは木材加工・利用についての知識を増やしたいと思ったから。2つ目は、自分に職人という仕事が向いているかどうか知りたかったからです。

  初日の説明で、屋根に使われる杮板はすべて手作業で作られていることを知った時、板へぎの作業もみかん割りも機械でやれば速いのにと思いました。時間をかけて1つ1つ丁寧に手作業でやっている姿に強く感銘を受けました。5日間の間で、実際にみかん割りから板へぎまでを体験させて頂きました。初めは同じ動作の繰り返しだと思っていましたが、同じ木は1本もないため木の使い方がそれぞれで変わることを知りました。印象に残っていることは、皆さんが作業している姿です。余裕な顔してカッコ良く、なにより簡単そうに作業をしているため、板へぎも簡単そうに見えました。しかし、体験してみると腕の力だけでなく、足の力や柔軟が重要であることが分かり1枚へぐだけでも大変でした。

  5日間を通して木材市場の基礎のところから、木材のどこが割れやすいのか、分取りや板へぎの方法、木材の強度の違いなど様々なことを教えて頂きました。そのため、木材加工・利用の知識がインターンシップ前に比べてかなり増えました。また、社長が杮板を好きなように、私も好きな物や事を仕事にして、やりがいをもてる仕事に就きたいと感じました。職人の道も良いなと考えさせられました。

  始めにも書きましたが、毎日が本当に楽しく充実した5日間を過ごすことができました。慣れない仕事に疲れもあり、夜は21時前に寝てしまうなどもありましたが、とてもやりがいのある仕事体験をさせて頂きました。杮葺について分からないことも多々あり、板へぎも腕や足の力、スピードもまだまだ足りませんが、女子でもできることが分かりました。

  忙しい中、このような機会を設けてくださり感謝しています。そしてみなさんの温かい「きづかい」、そしてカッコイイ「木使い」の姿に憧れています。今回学んだ知識や気持ちを忘れずに残りの大学生活、仕事を頑張りたいと思います。栗山社長、由己さん、光博さん、そして皆さん、たった5日間ですがお世話になりました。本当にありがとうございます。もっと長く皆さんと一緒に栗山木工で板へぎをしたかったです。最後に、「杮板」がもっと身近に感じられるような存在になってほしいと心から思っています。

※このインターンシップは「信州産学官ひとづくりコンソーシアム」の協力を得て実施しております。

​◆担当者から

 初日のプログラム内容についての打合せ。「今回の実習はどういう形にしようか?」と聞いたところ、

「板へぎがしたい!」と目を輝かせて希望する彼女に対し、それ以上の話し合いは不要でした。​早速、弊社職人の光博と相談し、弟子入りが決定。丸太の皮むきからみかん割、そして板へぎと実際の作業を他の職人とともに行ってもらいました。まるで新入社員が入ったような感じでしたね。実習中も元気に明るく、そして何より積極的に取り組んでいる姿勢が印象的でした。この仕事は女性には難しいかな?と思っている我々が恥ずかしいくらい、日に日に上達していく姿に頼もしささえ感じました。最終日、「この仕事、女子にもできますよ!」と元気いっぱいに微笑んで報告してくれました。

 短い期間の中で、どこまで満足のいく実習ができたかは分かりませんが、我々に多くのことを教えてくれたように思います。今後の学生生活、そして将来の職業選択の一助になれば幸いです。何より、私たちの仕事に興味をもって飛び込んできてくれたこと、本当にうれしく思います。​さらなるご活躍を期待しています。

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