つなぐ


成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬ成けり…」


皆さんも良くご存じだと思いますが、上杉鷹山の言葉です。鷹山は領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけを作った江戸時代屈指の名君と言われています。


写真は鷹山が次期藩主・治広に家督を譲る際に申し渡した、「伝国の辞」という3条からなる藩主としての心得です。


一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候

一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候

一、国家人民の為に立たる君にして君の為に立たる国家人民にはこれ無く候



一、国(藩)は先祖から子孫へ伝えられるものであり、我(藩主)の私物ではない

一、領民は国(藩)に属しているものであり、我(藩主)の私物ではない

一、国(藩)・国民(領民)のために存在・行動するのが君主(藩主)であり、”君主のために存在・行動する国・国民”ではない


人は上に立つと、つい勘違いして偉ぶったり、人を見下すようなことを言ったり、、すべて自分の自由になり、何でも言う事を聞いてくれる。いつからか謙虚な姿勢を忘れがちですよね。


伝国の辞の中の「国」を「会社」、「領民」を「従業員」に。「君主(藩主)」を「社長」に置き換えると、

身の引き締まる思いがします。


私たちの技術も同じ。

技術を習得するのは容易いことではありませんが、自分一人で完結してしまっては次に「つなぐ」事は出来ません。


技を伝えていくためには「人」を残すこと。

そして、その「人」を残すためには「会社」という土台をつないでいかなければなりません。


古来から人を通じて残されてきた「技」を未来につないでいくための「バトン」を私たちは預かっています。

謙虚な姿勢を忘れては行けませんね。


鷹山が荒廃した藩を立て直すとき、火鉢に残った僅かな火を再生のエネルギーに例えたように、

繋がれたきた「技への想い」この「火」を決して途絶えさせてはいけません。


直向きに。

これからも木と向き合っていきたいと思います。



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