木(器)用貧乏
- info55151
- 2020年10月6日
- 読了時間: 2分

「どんな人がこの仕事に向いていますか?」
採用活動を進めていく中でよく聞かれます。
「体力と忍耐力のある人ですかね」そう答えます。
私も20年以上、この仕事に携わっていますが、
果たして私はこの仕事に向いているのでしょうか??
そうは言っても私たちは「ものをつくる」仕事をしていますので、向き不向きは、もちろんあります。
器用な人は仕事を覚えるのも早いし、なんでも卒なく
こなしていけますよね。(うらやましい)
私の場合は…と考えてみると。
結局のところ、木が好きなんでしょうね。
仕上がった板を見ていると、やっぱりキレイです!
さて、本題です。
器用な人よりも不器用な人の方が、最後は大成する。
「器用貧乏」という言葉は、私たちの仕事にも通じるものがあるような気がします。
器用な人は何でもすぐに出来てしまうので、努力を怠る傾向があります。
(そうではない場合もあるので悪しからず…)
反対に、不器用な人は努力しないと置いてかれてしまうので、必死に頑張ります。
ただ、苦労も多いし、悩みも絶えません…。正直つらい事ばかりかもしれません。
ここで折れてしまう人は、辞めてしまいますね…。
でも、そうやって必死に仕事と向き合ううちに、次第にわかってくる時があります。
器用な人が1年で覚えることを、不器用な人は、その2倍も3倍もかかります。
あっちいったり、こっちいったり、回り道をしながら努力した時間、その時感じた景色、
これが何よりの財産になったりします。
器用な人が新幹線だとすると、不器用な人は鈍行列車。
新幹線では見られない美しい景色が車窓から眺められるはずです。
今、必死になって仕事を覚えようとしている若手の職人を見て、
目的地は一緒。だったら、少し回り道したっていいんじゃない?
そう思えたら、少しは気持ちが楽になるのかな?なんて思います。
そうは言っても「納期」というものがある。現場は待ってくれません!
あまり悠長なことは言ってられませんが、私も悩み多き日々を過ごしていますので、
自分に対する慰めだったりもします(苦笑)
半袖から長袖、そしてジャンパーを羽織るようになってきた、ここ木曽の冬も
もうそこまで来ています。
そして私たちは明日も変わらず割り続けます。
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