これまでの20年。これからの20年。
小学生の娘が夏休みの自由研究のテーマに
「お父さんの仕事」を選んでくれました。
「仕事のやりがいは何ですか?」
の質問に…「えっと~。それは~」と
即答できなかったことを反省しつつ…
すっかり秋めいて来ましたね。
今年はコロナ、コロナでなんだか変な年。
幸いこの周りでは感染が拡がらず、落ち着いた日々を送らせて頂いております。
一日も早く終息し、平穏が日々が訪れること。心から願います。
私事、仕事をはじめて20年が経ちました。
いまだに悩み続ける日々ですが、「何とかここまでやってこれた」というのが正直なところでしょうか?
これまで多くの若者を受け入れてきました。そして同時に、志半ばで去っていく者の背中も見続けてきました。
自分は良き指導者であるか?自問自答を繰り返しながら、試行錯誤を繰り返す毎日。
「仕事は盗むもの」「見て分からん者は聞いても分からん」「全ては本人の努力次第」
私が仕事を始めたころは、こんな風潮が当たり前でした。
怒鳴られても、叱られても、要らんと言われても…悔しくて、悔しくて、また頑張りました。
「いつか見返してやる!」これが最大のモチベーションだったのか、腕を上げることだけに
全てのエネルギーを注ぎました(^^;)
でも、いまは通用しなくなってきましたね…
この頃の若い子たちを見ていると、ジェネレーションギャップを感じます。
叱られることに慣れていない、受け身の姿勢が多い、辛い局面に立たされると、
どうしてよいか?分からなくなってしまう…
こちらから手を差し伸べることが多くなってきました。
ただ、私たちの仕事は教えられてすぐに出来るものではありません。
長い時間がかかりますし、最後は自分自身で見つけ出していくもの。
もちろん、彼らを否定するつもりはありませんし、「弱い」とも思いません。
育ってきた環境も違いますから、価値観も違って当然ですね。
おそらく、こちらの考え方を変えなければいけません。
『職人としてのエッセンスは守りながら、アプローチの仕方を変えていく』
自分の考えに沿わない事を排除するより、取り入れてみることの柔軟性。
足りないものを補っていく作業が必要なのかもしれません。
トゲトゲしい山を取って丸くするよりも、その隙間を埋めて丸くしていった方が、
一回り大きくなれますよね?きっと。
紅葉の季節がやってきました。
しばらくすると、また寒い冬がやってきます。1年はホント早いです。
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